日本MaaSの現状 MONET

トヨタ自動車とソフトバンクがタッグを組んだMONETが取り組んでいるのは、自動運転が当たり前になった社会で、クルマを活用した新しいサービスの準備をすること。堅い言葉で言うと「MaaS社会に向けたモビリティプラットフォームの構築」ということである。

MONET Platform Concept

MONETは自動運転社会の到来を2022年と予測しており、それに向けた新サービスの基盤を準備している。同社が提供する情報、分析技術を、多くの企業や自治体が組み込んでサービスを提供する、プラットフォーム化を目指している。

トヨタの強み

車から得られるリアルタイム車両データを分析、整理、提供できる

ソフトバンクの強み

携帯電話基地局から得られるリアルタイムユーザー数を分析提供できる。

MONET実験事例

【三菱地所】オンデマンド通勤シャトル実証実験
https://www.monet-technologies.com/case/011
【長野県伊那市】医師の乗らない移動診療車で医療サービス
https://www.monet-technologies.com/case/010
【滋賀県大津市】住民向けのオンデマンド型 乗り合いタクシーの高度化
https://www.monet-technologies.com/case/009

MONET コンソーシアムの現状

2020年8月20日時点で、業種の枠を超えて、606社の企業がご加盟している。自動車産業、情報通信業以外に、建設業、製造業、電気・ガス・水道業、放送業、出版業、小売業まで他業種をまたがって、幅広いの企業が参加している。同業者ホンダ社と日野社も両社とも2億4995万出資している状況である。

筆者の感想

My RouteとWhimはMaaSの実例であり、MONETは将来を見据えたデータ提供MaaSフラットフォームである。現在は小規模実験を行いながら、データ分析ノウハウ、AI分析ノアハウを蓄積している。

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